住宅の床下配管。銅管ではピンホールの可能性が!床下で水漏れした時の対応は?家のメンテナンスの時期・費用などのまとめ

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自宅を建てて20年ほどになると色々とメンテナンスが必要になります。

外壁や屋根は、10年程度を目安に塗り直しなどのメンテナンスをしますが、床下配管にはあまり目が行きませんよね。

我が家もちっとも気にしていませんでしたが、ある日、床下からサーサーという音が・・・。

ここでは、配管からの水漏れで我が家の床下が浸水したお話と、その時の対応、火災保険の適用、掛かった時間と費用などをお話します。

サーサー音

2020/09。我が家では、ほぼ毎月と言っていいほど家電などが壊れていました。そんな中、とうとうボスがやって来ました。

家族が入浴中「カランから何かサーサー音がする」というので、最初は「給湯器からの音じゃない?」とあまり深く追及はしていなかったのだけれど、2日後にもまた言うので確認してみました。

お風呂のカランは浴槽部分とシャワー部分に2か所あり、浴槽部分から音はせず。シャワー部分に耳を当ててみると確かにサーサー音がする。水を出したり止めたりしてみたけれど、音は止まらない。

これって水漏れじゃない?!

慌てて止水栓を閉めると、サーサー音は止まりました。。。

どうやら、ユニットバスの壁の内部で水漏れしている様子。でも既に19時を過ぎていて業者に連絡も出来ず、セルフ断水しました。

水漏れで床下浸水

翌朝、お世話になっている業者さんに連絡をしてすぐに来てもらうと、やっぱり水漏れしているとのこと。床下を見てみると、水が溜まっている~~~!床下浸水です。なんて日だ!

水が引かないと作業が出来ないので、とりあえず応急処置をすることに。どうやら給水管に穴が開いている模様。給湯器側から出る水に問題はないとのことで、シャワーにつながる水の管だけを塞ぐことになりました。

おかげで完璧に直っていなくても、通常通りの生活が送れる(シャワーは使えないけれどお風呂は入れます)とのこと。水が引くまでの1週間ほど、お風呂に入ることが出来て本当に良かった。。。

配管の取り換え工事

2020/10、ようやく床下の水が引き、修理をするために業者さんが来てくれました。

左が水漏れを発見した翌日の写真。右が修理する前、水が引いた後の写真。

画像右手にある配線の束で水没しているのがわかります。お風呂と反対方向のキッチン部分ですが、6、7mくらい離れた場所まで浸水していて全体が水没しているのがわかりました。ちなみに、浸水した後と、水が引いた後の写真は違いがわかるように撮っておくこと。火災保険を申請する際に必要になります。

修理 

業者さんが床下にシートを敷いて潜っていくこと3、40分ほど。それほど奥まった箇所ではなかったので、補修箇所も時間が掛からずに発見!スムーズに銅管から樹脂管に交換出来ました。

工事後「1箇所穴が開いたってことはほかの部分も(穴が開く)確率が高いので、何かのタイミングで全部交換することをおすすめします」と説明がありました。昔は銅管が使われていたけれど、最近は樹脂管が使われているとのこと。銅管はピンホールが開くことがあるけれど樹脂管にすると皆無らしい。

でも全部交換するとなるとかなりの金額になりそう。。。 とりあえず、修理は完了。あとで保険会社に提出する書類を作って持って来てくれるとのことで書類が届き次第、保険会社に申請。

気になる工事費用

穴の開いた銅管を樹脂管に交換した費用は4万円ほど。2日間設備やさんに足を運んでもらったので、少しお高めとのこと。とりあえず、交換した分のみのお支払い。断熱材や砂の交換などはこれから話し合いをして保険が出るならやろうということになりました。

あとは、水道代。3日間出しっぱなしの状態だったのでどのくらい高くなるのか怖かったですが、1000円ほど増しただけでした。(1000円でも十分高いけど。)

火災保険の適用

直すのにいくら掛かるのか、それがとても気になっていたけれど、新築時に加入していた火災保険が適用になるとのことで、少し安堵。でも、実際に保険が適用になるかは書類を出さないとわからないとのこと。

経年劣化は火災保険の適用外

ここで注意。

水濡れの補償(実際は水濡れ)を受けるには給排水設備の事故でなければならず、経年劣化では適用にならないとのこと。業者さんに確認をすると、今回、管に穴が開いたのは事故。通常の生活をしていればピンホールはあり得ないことで経年劣化ではないので保険も適用になるらしい。

その後、保険会社に連絡をすると、水漏れの原因となった部分の修理費用は対象外とのこと。今回であれば、穴の開いた管を交換する費用は請求出来ないことになります。あくまでも、水漏れによって被害が出た損失を補填する保険と説明がありました。

保険金が下りるタイミング

また、実際に修理が終わって保険金が下りるのは多分11月に入ってからだろうとのこと。(水漏れ事故の2か月後)加入している火災保険によっては適用にならないこともあるので、事前に確認しておくと安心です。

提出に必要な書類

ちなみに今回の我が家の状況では、5cmくらいの床下浸水で断熱材まで到達はしていませんでしたが、配管交換代金のほか、水漏れ箇所につながる配管の断熱材をはがしたことによる断熱材の巻き直しや地面の砂地の入れ替え、消毒費用を見積もって提出しました。

提出の際には、保険金請求書に必要事項を記入し、見積書のほか事故状況説明書、家の図面、状況がわかる写真などを一緒に添付します。水漏れがわかりやすいように、水が溜まった時と引いた後の写真を撮っておくと保険会社により理解してもらいやすいです。

ここでの注意点は、損害額。20万円以上の損害が出ていないと補償されません。よって、見積書も20万円以上になっていなければ申請できません。その辺は、修理をしてくれる業者さんも理解されていると思いますが見積もりを出してもらった時点で確認するとよいでしょう。

無事に保険適用した後の流れ

2020/11、無事に保険が適用になりました!

我が家が入っていた保険は、見積金額にプラスアルファした分の金額が下りるというオプションが付いていました!!保険のオプションの代金はそれほど多くはないけれど、穴の開いた配水管の交換代金の足しになりました。

さて、今後の対応について相談。砂地の入れ替えなども必要かもしれないけれど、こちらとしては、出来れば配管を全て樹脂製に交換したい。またいつ穴が開くかわからないのでは安心して暮らせませぬ。。

というわけで、配管を総交換した場合の見積もりを出してもらうことにしました。

今回の保険金だけでは到底足りず、倍以上の金額が掛かるかもしれないけれど、検討の余地はあるかな。(4、50万は掛かると思うとの話で仰天したけど・・・。)

補修工事って火災保険の申請内容と違っても大丈夫?

火災保険金が下りた場合、申請時の見積りと同じ内容で工事をしなければならない。という規則はないそうです。でも、申請した箇所については今後、同様の内容で申請することは出来ないので何か対応をしておいた方がよい。

今回は暑い時期ではなく、浸水した箇所にカビなどが発生しなかったので砂地の入れ替えや消毒を行わなくてもよいのではないかとの判断から、我が家は申請内容とは違う【床下配管の総交換】を選択しました。全ての銅管を樹脂管に交換する工事です。見積金額は50万円弱。火災保険で下りたお金では到底足りないですが、高くても今後配管に穴が開くことは皆無。安心感には代えられません。

床下配管を銅管から樹脂管へ総交換

2021/05。床下配管のピンホールで水漏れした事件から8か月後。ちょうど屋根の塗装の時期と重なり、塗装と一緒に床下配管の総交換をすることになりました。

なぜ8か月も間が空いたかというと、冬になってしまったから。配管の取り換え工事は、ボイラーを外さなければならないとのことで、

ボイラーを外す = 3日間ほど暖房なしでの生活 = 北海道の冬場は無理

という理由です。とりあえず、配管は直っているので急ぐ必要もないし、屋根の塗装もしたいので暖かくなってから工事をすることになりました。

しかし、水難の相、実はまだまだ続いていたのです。冬の間、洗面台の下からジワリと染み出る水。。。最初は結露でもしているのかと思っていたけれど、暖かくなってからもじんわりと出て来る。原因は不明。

これから始まる配管交換工事で洗面台や給湯・暖房ボイラーの撤去があるので、外した際に見てもらうことになりました。

配管交換工事

2021/06、配管工事開始。流れは以下の通り。

  • 給湯ボイラーの取り外し
  • 暖房用ボイラーの取り外し
  • 洗面台の取り外し

以上を行ってから床下に潜り込んで作業を始めます。

まず、配管工事を始める前に洗面所を空にする必要があります。何日も前から洗面所に設置していた棚や掃除道具、洗濯道具、洗面台に入っていたもの、キッチンのシンク下に収納していたものなどを別室に移動。結構ものがたくさんあって大変でした・・・。その後は業者さんの作業。

1日目

工程は3日間。最初にキッチンの水を確保するため、キッチン側から作業開始。トイレの配管は独立しているので、工事中でも使用可能。確認すると、トイレはほとんどの部分がステンレス管を使用していて、20cmくらい銅管が使われているとのこと。その部分を交換するだけだったので、トイレを使えなかったのは30分くらいかな。何の支障もありませんでした。

1日目は配管の交換で終了。作業時間は4人で5,6時間くらい。ボイラー類や洗面台は外れたままなので、お湯は出ないし入浴も不可。顔や歯を磨くのもキッチン。なんだかキャンプにしょっちゅう行っていた頃を思い出すなぁ。。

ちなみに、洗面台の下からジワリと出て来る水については原因不明。。。隣の浴室の配管から漏れた形跡もなく、結果的に結露なのではないかと…。本当か?設備屋さん曰く、配管が結露することはあるとのこと。うーむ。。。あとは洗面台の不具合?この部分は、完了してから様子を見る必要がありますね。。

2日目

配管の取り換えは1日で完了し、現在はキッチンの水が出るのみ。冷たい水で顔を洗うのはしゃきっとしますね(笑)

今日は、洗面所の内装工事。ボイラーの取り外しでそれほど傷は付かないものの、気分を一新するため我が家では床と壁1面の貼替えを行いました。色味が違うだけで違う家みたい。気分が上がります。

まだまだお湯なしの生活は続く。。冬じゃなくてよかった。お湯ってありがたい。

3日目

洗面ボイラー室の内装工事が終わり、本日はボイラーの取り付け作業。給湯ボイラーは設備屋さんが行っていたけれど、暖房用ボイラーは専門の業者さんが来て取り付けていました。

その後、元々あった洗面化粧台を設置したところ、洗面台下から染み出ていた水の原因が判明!!洗面台の給水管の根元にひびが入っていたそうです。。。

水漏れの原因の給水管。少し錆が出ていて針金のようなものが飛び出ています。
新しく付けた給水管。こちらも樹脂製になっています。

対処方法として

  • 洗面化粧台の交換
  • カラン部分の交換

以上のどちらかとのこと。思わぬ出費。。洗面台を交換する予算はないので、カランを交換してもらうことにしました。

元々付いていたカランは既に廃番になっているので、同じ機能の付いている別メーカーで安いものをお願いしました。同じ機能とは①吐水口が昇降式②ホースが引き出し可能③シャワーの切り替えがあること。そう伝えると「奥さん、最近はどれも付いているんですよ」だって。この機能、もう標準なのね。。。

というわけで、配管工事は終了して無事に入浴は可能になったけれど洗面化粧台は使えず。更に1週間キッチンで洗顔と歯磨き、手洗い、うがいが続きました。

1週間後。ようやくカランを交換して全ての工事が完了。家族全員、キッチンで洗顔や歯磨き、手洗いうがいをするのは結構大変でした。。でも、カランが変わっただけで洗面化粧台が一新した印象。昔のものよりヘッドがコンパクトで顔を洗いやすい★

床下の配管(給水管)は、全て銅管から樹脂管にしたのでピンホールの心配はなくなり、洗面化粧台の水漏れも解消。排水管も年末に業者さんに掃除してもらったのでしばらくは安心。キッチンのカランも3年前に交換しているので、本当にしばらくは水害に悩まされることはなさそう。

排水口の詰まりをプロにお任せしたお話はこちら↓

年末の大掃除~プロ編~ – Favorite (hateblo.jp)

屋根の塗装

2021/07、配管交換工事の後、屋根の塗装工事を行いました。

実は我が家、11年前に外壁を全面、サイディングからタイルに変更していたので外壁の塗装はありません。かなり高額の工事でしたが、子供が小さいうちに頑張って資金を貯めました。今後10年おきくらいに掛かる外壁のメンテナンス費用を事前にタイル工事に使うと考えると、どちらも同じくらいの金額になりますね。(お金があれば家を建てる時にタイルにすればよかったんですがね。。。)

家を持った後は、定期的なメンテナンスが必要です。屋根の塗装だけではなく、バルコニーの防水の塗装も考慮が必要です。今回は防水工事まではする必要のない状態だったので塗装のみだったけれど、次回(10年後くらい)は防水のし直しが必要かも。塗装をすると、くすんでいたバルコニーの床の表面がピカピカです。新しいっていいな~。

一緒に軒天の塗装もしてもらったけれど、北海道なら屋外に置いてある灯油タンクも塗装してもらうとよいですよ。塗装するだけでタンクが長持ちします。

今回のメンテナンスはこれで完了です。また10年くらいを目途に工事費用を積み立てなくては。。。

 水回りのリフォームの際には、床下の配管も確認した方がよいですね。

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