ある日、トイレの便座に座っていて違和感。。。
あれ?便座ってこんなに冷たかったっけ・・。暑い日が続いて温め機能が効いていないのかな?などと考えてそのまま放置。
数日後、んー、冷たいままのような気がするので家族に聞いてみたところ、みんな冷たいと思っていたらしい。なぜ、口に出して言わぬのだ!!
ざっと調べてみたところ、トイレ交換になると15万から20万はするらしい。。。
あ、でも便座だけの交換もできるのね?その場合は10万行かないらしいけど・・・。
この記事では、我が家で使用していたTOTOウォシュレットを交換した際の手順・掛かった金額などをご紹介します。少しでもご参考になれば幸いです。
現状確認
我が家のトイレは設置から20年経ちます。当時はまだ少なかったリモコンで洗浄するタイプで、タンクとトイレが一体式。お掃除も楽々!というタイプでした。(ウォシュレット一体型便器ZJI、型番TCF9011G)
さて、便座が冷たいままだと気が付いてから、まず、リモコンの電池交換をしましたが改善なし。
次に省エネ設定などの確認。エコの設定をしていると、暑い日は冷たいままのこともあるとのことで確認しましたが改善なし。
値上げ!
夏はいいけれど、寒い冬に冷たい便座は耐え難い。でも壊れているのは便座だけなので、冬までに直せばよいかな~なんて考えていたところ、TOTOさんの値上げの記事発見!!
TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:清田 徳明)は、2023年8月1日受注分より
住宅設備機器商品の希望小売価格を改定します。
当社グループでは全社をあげて生産性の向上やコストダウン、諸経費の削減を行ってきました。しかしながら、原材料価格等外部調達コストの上昇が続いており、企業努力だけではコストアップに対応することが困難な状況となっています。つきましては、このような厳しい環境の下、希望小売価格の改定を行います。
TOTOは、今後もさらに経営の効率化を図るとともに、品質・サービスの向上に注力します。
住宅設備機器商品の希望小売価格改定 | ニュースリリース | 会社情報 | TOTO株式会社
これは早急に対応した方がよいみたい。ということで、情報収集開始。
便座だけの交換が出来ない?!
値上げするなら、その前に交換などの対処をした方がいいよねということになり、色々と調べてみると、我が家のトイレ、便座だけの交換が出来ないタイプでした。。。
タンクと便座が一体型なので便座だけ取り外すことは不可能。。便座の交換であれば自分たちでも対処できるらしいですが、業者さんに頼むしかないらしい。今は一体型は主流ではなく、便座とタンクは別々。また、タンクレスを推しているようです。
TOTOに連絡
どこに連絡するのがよいか・・・と考えてまずはTOTOさんに連絡しました。(きっと工事する会社とかゴリ押ししてくるんだろうな~なんて思いながら。。)
現状を伝えたところ、やはりリモコンの電池の確認やエコの設定などの確認をしてくださいとのこと。そのあと、実際に見て確認するためにメンテナンスの人が我が家に来るという話の流れに。。。
これでは出張費などの料金が発生してしまうのでは?と思い、何度か確認したけれど、既に部品の製造が中止になっている型なので、訪問しただけでは料金は発生しないとのこと。直る方法があれば、来てくれた人から料金の提示があり、そこで初めて料金が発生するのだそう。
お金は発生しないとのことでしたが、やはり何か裏があるのではないか(笑)と怪しんで渋っていると「無料で点検できますよ」と押し気味におすすめされたので、とりあえず来てもらうことに。(きっと来てくれた人が「交換しませんか」とゴリ押ししてくるんだろうな~なんてここでも思ってしまった笑)
点検
来てくれたのはTOTOメンテナンス㈱サービス代行店の人。
トイレの壁の三方にシートを貼り、カバーを全部開けて点検してくれました。
(凄く汚かった・・・。)
ウォシュレット機能に問題はないけれど、やはり便座の保温機能の部分が壊れているとのこと。壊れている部分は修理不可能で「このまま使うことも可能だけれど、既に20年以上経っているし冬になる前に交換した方が良いですよ」とのお話でした。
ここで「交換しませんか?」とおすすめがあるだろうと思っていたのだけれど、そんな話は一切なく、ホームセンターやお知り合いの方にお願いするとよいでしょうと言うだけ。もちろん、料金が発生することもなくお帰りになられました。
ちなみに、ウォシュレットは一般的な家電と同じで7、8年ほどで何らかの不具合が出て来るらしい。20年は長持ちだったのね。
見積もり
さて、どこに交換のお願いをしようかと検索。TOTOさんではリモデルクラブ店というものがあり、我が家の近所にもありました。でも、突然行くのもちょっと気が引ける・・・。てなわけで、気軽に行けるホームセンターに行きました。
まずはDCMさんへ。
DCMさんでは、リフォーム用にトイレ取替パックというセット商品がいくつか用意されていました。TOTOだけではなくLIXIL(INAX)もありました。
選択の流れ
まずは、我が家に必要なトイレは何か、確定する必要がありました。
- TOTOかLIXILかの選択
- 便器の選択
- ウォシュレット(便座)の選択
- 内装工事の有無
組み合わせ方で、各ご家庭に合ったトイレに仕上げることが出来る点が魅力的です。
1.TOTOかLIXILか
DCMの担当者さんは、とても感じよく説明も分かりやすかったです。
まず、このトイレ業界。やはりTOTOがNO.1とのこと。LIXILも追従しているけれど、なかなか追い越せない。両者の便器の一番の違いはフチの形状。どちらもフチなし形状と謳っていますが、TOTOはフチ裏はないけれど少し残っている。LIXILは全くなし。
担当者さん曰く、フチが全くないと用を足しているとフチからの跳ね返しがあるとのこと。最近は男性も座って用を足す方が増えているので、少しフチがある方がいいと思うとのこと。確かに私もそう思います。ほか、便座下のお掃除のしやすさなどからTOTOを選びました。
2.便器の選択
TOTOには、ピュアレストEX・KQ・ピュアレストMR・ネオレスト・GGの5タイプがあります。
まずは、タンクが必要かどうか。
我が家の女性陣は、トイレで手を洗うのでタンクが必要。というわけでタンク付きのピュアレストEX・KQ・ピュアレストMRからの選択になります。(ピュアレストMRは壁排水タイプなので、我が家は除外)ちなみに、KQは量販店向けの型番でQRと同じだそうです。
2020年発売のピュアレストEXとピュアレストQRの大きな違いを教えてくださ… (toto.jp)
タンクや便器、フチの形状など、あまり違いがないので、我が家では割安なKQを選択しました。
3.ウォシュレット(便座)の選択
ここが一番の要。
色々なタイプがあるので、ご家庭に合ったものを選ぶ必要があります。
TOTOでは、KWシリーズ、KMシリーズ、KS、Kと4タイプあります。
ここで注目したい機能のご紹介。
私が付けたかった機能
・瞬間式/貯湯式—– ウォシュレットに使用する温水を作り出す機能。電気代の面から今は瞬間式が主流。
・プレミスト —– 用を足す前に自動で便器にミストを吹き付けて汚れをつきにくくする機能。
必要ないと思った機能
・蓋のオート開閉機能 —– 長い目で見て故障しそうだから。蓋くらい自分で開けますよ(笑)
・オート便座洗浄機能 —– DCMの担当者さんから「オート便座洗浄に慣れてしまうと、ほかのお宅で用を足した時に流し忘れることが多くなるそうですよ」と聞いたので。
最終的に・・・
Kはウォシュレットに使用する温水が貯湯タイプなので除外。また、KSはプレミスト機能がないので除外。となると、KWかKM。KWはハイグレードと謳われていたので、KMシリーズの中から選択。
リモコン付きでもリモコンで便座洗浄が出来ない!!
我が家は以前からリモコンで便器を洗浄していたので、リモコンを付けたい。オート洗浄ではなく、リモコンのボタンを押して洗浄するんです。カタログを見ても、KMシリーズはリモコンが付いているから大丈夫よね?・・・この点が一番重要だったかもしれません。
お話を聞いているうちに、KMシリーズにリモコンは付いているけれどウォシュレットや温度などの設定用で、リモコンで洗浄が出来ないことが判明しました。
でも、オプションでリモコン便座洗浄タイプにすることが出来るとのこと。
その場合、オート洗浄も付いてしまうとのことでしたが、スイッチをオフにしておけばオート洗浄はされないとのことなので、我が家には必要のない機能ですがオフにして使うことにしました。
右の画像は、便座洗浄ユニットを付けたリモコン。オプションなしの場合は付いていません。
4.内装工事の有無
DCMのリフォーム取替パックには、内装工事が追加出来ました。
天井と壁のクロス・床クッションフロアの貼替は税込44,000円。床のみの場合は税込25,300円。我が家は床のクッションフロアのみ貼り替えてもらいました。
見積金額
これで我が家に必要なトイレの選択は終了。
メーカー:TOTO
便器:KQ
便座(ウォシュレット):KMシリーズ(TCF8CM57)+便座洗浄ユニット(TCA320)
内装工事:床クッションフロア貼替
この内容で見積もりを出してもらいました。
ちなみに、ジョイフルエーケーさんにも行ってお話を聞いて来ましたが、DCMの担当者さんの方が熱心で知識が豊富だったので、最終的にDCMさんにお願いしました。(金額に大差なし)
参考までに店頭に置かれていたチラシ↓↓
(2023/06現在。リフォームフェアは8/14まで)
我が家の場合、チラシにはありませんが、右側のチラシの便座部分をTCF8CM57に変更して、オプションで便座洗浄ユニットをプラスしました。
ちなみに便座洗浄ユニットは1万円ほど。
合計金額から1割ほどお値引きしていただいて、延長5年保証に加入しても20万切る値段で交換出来ました。
2023/8/1より価格が改定されているので上記より高くなっていると思いますが、参考にしていただけると幸いです。
いよいよ工事
申し込みをしてから1週間ほどで材料が用意できたと連絡があり、工事日を決定。床を貼り替えても午前中に終わるとのこと。ちなみに実際には2時間も掛からずに終わりました。あっという間。トイレに行きたくなったらどうしようなんて考える暇もありませんでした(笑)
ビフォーアフター
メリット・デメリット
メリットは、断然、前よりも掃除がしやすいこと。プレミスト機能と便器のちょうどよい場所に穴があるので便器の表面が汚れにくいです。
ただ、デメリットとしては、ウォシュレット付近を拭いている時に便器との距離が近すぎて手が便器に触れてしまう・・。
あと、今まで使用していた蓋カバーは短くて使えなくなったことと、便器の根元が太くなった分、マットがきちんとはまらなくなったこと。
マットはそのまま使用していますが、蓋カバーは使用不可能。便座カバーも100均で売っているタイプは使用不可能になりました。
まとめ
とりあえず、新しいトイレになって安心して冬を迎えることが出来そうです。
我が家の不具合は便座が温まらないだけだったので急がずにゆっくりと対応出来ましたが、ウォシュレットの不具合などは早急に交換しなくてはなりません。
数少ない情報の中、少しでもお役に立てることが出来れば嬉しいです。
コメント