ノートパソコンは、持ち運びが出来て便利ですよね。薄く、小さく軽いので置き場所にも困りません。デスクトップパソコンを購入するより価格を抑えることも可能です。しかし、基本的に充電して使うものです。周知の通り、中に充電するためのバッテリーが入っていますが、そのバッテリーの寿命をご存知でしょうか?
今回は、これからノートパソコンを購入しようと思っている方に向けて、スペックではなく、バッテリーを考慮した選び方を紹介します。
リチウムイオンバッテリー
3年ほど前にノートパソコンを購入した際、見た目やスペック、置き場所などからデスクトップではなくノートパソコンに決めました。しかし、バッテリーの寿命を知らないまま購入。3年後、バッテリーが膨張してしまいました!危険な場合もあるので、きちんと理解してから購入しましょう。
キーボードが盛り上がっている!
事の発端は、家族から「なんだかこの辺、盛り上がってない?」と言われたこと。見るとキーボードの左上の辺りが盛り上がっています。よくよく確認をすると、上部のパネルも少し盛り上がって変形しているではありませんか!!毎日使っていても気が付きませんでした。
考えられることは、使用しているHP Pavilion15のバッテリーが膨張しているかもしれないということ。キーボードが使えなくなる前に対処しなくては!
バッテリーの寿命
ノートパソコンにはリチウムイオン電池が使用されています。気になる寿命は、使用頻度にもよりますが、大体3年ほど。
寿命が来ると
- きちんと充電されない
- 電池が膨張する
など、様々な面で支障が出て来ます。
私のノートパソコンは、半年ほど前から画面を閉じた後、画面にキーボードの跡が付くという初期症状が出ていました。その部分が徐々に盛り上がって来ていた証です。しかし、それほど重要には思っていませんでした。
発売元であるパソコンメーカーのHPのホームページを確認したところ、膨張していても発火などの恐れはないとのことで少し安心しました。しかし、過去には色々なメーカーでバッテリーの回収を行っているので、発見したらすぐに対処してください。
リチウムイオンポリマーバッテリのセル内部では、劣化に伴い、電解質が酸化しガスが発生します。そのため、バッテリセルが寿命に近づくと、バッテリパックが膨らむ場合があります。これはリチウムイオンポリマーバッテリの特性で安全上の問題はありません。
https://support.hp.com/jp-ja/document/c01783385
対処方法
調べてみると、素人でもバッテリーの交換が出来るようだったので、PCに支障が出る前にバッテリーを外すことにしました。
バッテリーの取り外し
右下がバッテリーです。膨れ上がっていることが一目でわかります。このまま使用していれば、キーボードが変形し、操作不能になってしまったかもしれません。(怖っ)
バッテリーの交換方法はこちら↓↓
膨張したバッテリーを外し、蓋をしてとりあえず電源を繋いでしばらく使用することにしました。(停電や雷などは怖いですが、電源を繋げておくとバッテリーがなくても使用可能です)
バッテリーの購入
家電量販店では、バッテリーはすぐに手に入りません。楽天やAmazonなど、ネットで購入出来るか調べてみましたが、思っていたよりも価格が高いです。小規模のサイトでも販売されていましたが、それほど変わらない金額でした。
もう少し深く調べてみると、中国から取り寄せると安く済むことがわかりました。日本でいう楽天市場のような【AliExpress】というサイトで購入すると、時間は掛かりますが安く済みます。
私はAliExpressで購入することにしましたが、すぐに手に入れたいのか、安く手に入れたいのか、どちらかを決めて購入するお店を選択するとよいでしょう。
上が新品。下が膨張したバッテリーです。
少し時間が掛かりましたが、20日ほどで無事に届きました。しかも半額で。バッテリーのチェックもしましたが、きちんと充電出来ました。安くても安心して使えています。
外した時と逆の手順でバッテリーを取り付けると、キーボードに変形もなく、元通りになりました。
まとめ
- ノートパソコンのバッテリーは3年ほどが寿命
- バッテリーは素人でも交換可能
- 機種によっては海外で購入すると安い
ノートパソコンを使用されている方は、今一度キーボードが変形していないか確認をしてみてください。
ノートPC購入の際に気を付けるポイント
スペックや見た目だけではなく
- バッテリーを交換しやすい機種にする
- 安く手に入るバッテリー搭載の機種にする
と、バッテリーについても考慮することをおすすめします。
中には、バッテリーがカートリッジ式になっているノートパソコンもあります。楽に交換出来るので、検討してみてくださいね。